一転して12月議会への補正予算計上の可能性が濃厚に−−「メディカルタウン構想」こと海老川上流地区開発

菅首相の突然の辞任表明に驚きました。「コロナ対策に専念するため」総裁選の出馬を断念するとのことですが、長年国民の命と生活など二の次という政治をしていたのに、何を言っているのかと思います。日本共産党の志位さんが「世論と運動に追い詰められた結果」とコメントしましたが、そう思います。内閣支持率は30%を切っていました。

自民党総裁選が激化していますが、誰が総裁になっても今までと同じ政治なら意味がありません。政権交代を目指す野党の本気度が問われます。私も地域で地道にがんばります。

表題の件ですが、1日、船橋市の都市計画部から「(10月に予定していた)市の都市計画審議会の日程が早まった。15日(水)の午後2時からとなった」と報告がありました。8月29日に開かれた土地区画整理組合設立準備会で、12月議会に予定していた関連予算提案が来年に延期となる見通しだと市が説明したところ、渇水期(11月〜翌年5月)にしかできない飯山満川移設工事が遅れる、2026年度中を目指していた医療センターの開院時期が遅れるなどの事実が判明したため、急遽、船橋市都市計画審議会の開催を早めることにしたと言います。

元々8月5日に予定されていた都市計画審議会が23日に延期になり、さらに10月に延期となったのは、同審議会の会長さんが新型コロナウイルス感染「第5波」の影響を心配されたからです。9月12日に緊急事態宣言の解除は厳しいと言われる中で、船橋市は9月15日に都市計画審議会を開催するよう会長に頼んだのですが、ずいぶん強引な話だと思います。都市計画審議会は組合側の都合を優先しなければならないのでしょうか。

なお市の都市計画審議会で海老川上流地区開発に関する都市計画決定が済んでも、千葉県の都市計画審議会も経なければ、市議会に関連予算の提案はできません。船橋市によると、「千葉県は審議会開催を早めることはできないと回答している。しかしなんとか年内の予算成立に向けて(早めてもらうよう)追求する」とのことです。

海老川上流地区開発は、最大3メートルの浸水地域に医療センターを移転するものであり、貴重な農地を潰す、181億円もの浪費を市が行うなど、そもそも色々と無理のある計画です。温暖化を防ぐ、洪水被害を抑えるという視点でも農地や湿地は保全が求められているのに、何十年も前から構想されていた大型開発を進めるというのは時代に合わないのではないでしょうか。反対する市民も多いです。日本共産党は撤回を求めてきましたが、今後もその立場で追及します。

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前回も掲載しました、同開発の問題をお知らせする日本共産党船橋市議団のニュースです。

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