9月1日の船橋市・企画財政部からの議案説明会で、西武跡地への市民文化ホールの移転を行わないことに決定したという報告がありました。
西武船橋店は2018年2月に閉店し、跡地のその後について注目を集めていました。そんな中で船橋市は同年6月、地権者のセブン&アイグループから、跡地に48階建、地上150メートルのタワーマンションを造るので、その中に市民文化ホールを移転させ、現在のホール跡地は50億円で買収させて欲しいという提案を受けていました。併設されている中央公民館はその土地に建てるビルの中に入れるという話もありました。
船橋市は移転中止の理由について、①セブン&アイの提案では新設される中央公民館の規模が現在の4分の3になること、②ホール移転と中央公民館建て替えによるリース料の負担が困難だということ、③移転後もホールの座席数は1000と変わらないこと、を上げています。
移転後もホールの規模が変わらないこと、まだ使える現ホールを潰す必要があるのかということ、貴重な市有地の売却という話であること、人の流れがなくなり本町商店街など地域経済に打撃を与えるであろうこと、タワマンの区分所有者になることの危険性などから、日本共産党も私もこの移転話には反対してきました。党本町後援会のみなさんも反対の立場でビラを撒くなどの行動に取り組んできました。
コロナ禍のもとで税金の無駄遣いにつながる決定が行われなかったことは何よりですが、もっと早く決断できたのではないかとも思います。今後も跡地の行末を注目していきたいと思います。ご意見、ご要望などがありましたらお寄せください。
ホール移転中止に関する政策会議の議事概要と、企画財政部の説明資料を載せます。是非ご覧ください。
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