市内の児童養護施設「恩寵園」を視察しました

9月1日、船橋市の薬円台にある児童養護施設「恩寵園」を視察させていただきました。日本共産党の斉藤和子・衆議院議員、渡辺ゆう子・中沢学・坂井洋介の各市議と一緒でした。

市議団ニュースでも視察の様子をご紹介しています。

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(写真)外から見た恩寵園

児童養護施設とは、様々な理由で親元・保護者の元を離れて暮らさなければならないと児童相談所が判断した、おおむね18歳までの子どもたちが生活する施設です。

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(写真)幼児グループ用の部屋

園では2歳から17歳までの子ども達が5つのグループに別れて生活しています。9月1日現在で、入所している子ども達が63名。職員が29名とのことでした。

見学後、運営側の皆さんから実態など、様々なことについて教えていただきました。

特に

○施設が足りていない。児童ホームにある体育館のようものも必要だと思う。

○人材確保が大変な状況にある。泊まりもあり、ハードな仕事。国の人員配置の基準では回らないので、施設の持ち出しで職員を増やしている。

○全ての子どもにとって、進学は困難。専門学校でも100万円から200万円の費用が必要で、バックボーンがない子ども達には支払うことは難しい。本当に進学したいとなればアルバイト漬けの生活を送らざるを得ない。

○卒園後のアフターケアの保障がない。国の制度は使いづらく、職員が時間外勤務で対応している。

など、施設と職員不足で大変な状況にあること、子ども達の進学の保障が無いことが改めて分かりました。

昨年の福祉新聞によると、一般的に「職員の献身的な働きを目にしているため、退所者は気を遣って相談しにくい」状況もあるとのことです。

福祉新聞「資金と人手が課題 児童養護施設退所後のケア」(2015年9月)

抜本的に施設や職員数を充足させられるように、変えていく必要があると思いました。

またこういう場面でも、大学などの学費無償化が本当に必要だと感じました。進学を希望しない人までが大学や専門学校などに行かなければならないというものではありませんが、そもそも選択肢を狭められているのは問題です。

日本は1979年に国際人権A規約を批准していますが、「高校・大学の段階的無償化」を定めた第13条2項のBとCは、適用を留保してきました。

しかし2012年に「留保撤回」を閣議決定しました。2項のCには「高等教育は、すべての適当な方法により、特に、無償教育の漸進的な導入により、能力に応じ、すべての者に対して均等に機会が与えられるものとすること。」とあります。大学までの無償化を導入することとされています。

日本は世界のなかでも学費が高い国である上に、各国が導入している給付型奨学金(返済不要の奨学金)制度もありません。人権規約を守らせていくべきだと思いました。

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