27日、薬円台小学校で開催された千葉土建船橋習志野支部の「第23回 土建まつり」に参加し、ご挨拶をさせて頂きました。日本共産党の志位和夫衆院議員の秘書を務める吉井芳子さん、神子そよ子船橋市議、丸山慎一前千葉県議と一緒に登壇しました。
千葉土建(千葉土建一般労働組合)は1972年に結成され、当時の怪我や病気になっても何の保障もない建設労働者の待遇をよくするために、賃金引き上げや労働条件の改善、命と健康を守るために活動してきた組織です。県内最大の労働組合とのことで、県内の組合員数は2万人を超えています。約100名の書記局員の皆さんが配置されていて、組合員のみなさんの仕事と暮らしを支える多彩な運動と業務が行われています。
災害発生時に迅速に対応できる体制の整備も進められており、船橋市とも「災害時の応急措置に関する協定」を締結されています。市内の小学校で工作教室の講師もされているとのことで、この日の土建まつりでも工作教室に子どもたちが集まっていました。
大工さんのお仕事を体験できる「ミニ建前体験コーナー」も。興味深そうに体験する子どもの姿がありました。
災害ボランティアセンターのボランティアとして、台風15号で破損した屋根にブルーシートを張ったり、壊れた瓦の撤去を行った組合員さんたちもいます。しかし職人が不足する中、なかなか応じきれない状況があると言います。災害対応の需要が高まる中、地域の職人のみなさんの暮らしと生業を守る政治の取り組みがますます求められます。千葉土建の皆さんも求めてこられた、中小建設業者の振興や地域経済活性化を目的とした住宅リフォーム助成制度の再開、公共で働く労働者への適正賃金を保障する公契約条例の制定に、船橋市も踏み出して頂きたいと思います。
午後からは市民の方からのご相談を受けて、支援制度をご紹介しました。ご相談者は長年知人の男性から性暴力を受けていたという女性で、加害者から逃れるためにどうすればいいかという大変辛い内容のご相談でした。全国の市区町村では、DVやストーカー行為、児童虐待などの被害者を保護するため、加害者が被害者の住民票の写しなどを求めても閲覧させない、第三者が閲覧を求めた場合は厳格な審査をするという措置をとることができます。今後転居する場合はこの制度が利用できることと、千葉県の性暴力被害支援センター「ちさと」をご紹介しました。
女性は「そういう制度があることや、性暴力被害支援センターのことは知らなかった」と話されていました。制度の周知に課題があるということだと思います。
この性暴力被害者ワンストップ支援センターの運営費を安倍政権は全国で8000万円削減していることが、今日の赤旗で報道されていました。被害者の人権を守る体制づくりのため、予算を増やすことが急がれています。
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