先週2月28日の木曜日、船橋市議会の本会議で議案質疑を行いました。
取り上げさせて頂いたのは、①船橋市の政策会議の議事録の公開について、②船橋西武の跡地と市民文化ホールの移転計画について、③市の多くの非正規職員の皆さんと同じく来年4月から会計年度任用職員に移行する、時間外保育職員の皆さんの処遇改善についてです。
市議会のホームページで録画が公開されていますので、関心のある方はぜひご覧ください。
政策会議とは、市政の重要問題の審議や部局間の調整などを目的に市長が招集する会議です。この間も児童相談所の設置や放課後ルームの主任支援員、JR南船橋駅前の市有地の開発など、大きな問題が話し合われています。議事録は作られていませんが、船橋市は古くからの議会の要求もあって議事概要を作り、議員の要求があれば公開しています。しかしホームページでの一般公開は「前向きに検討する」という答弁を2014年に公明党の石崎議員にして以来、まだ行われていません。
千葉市では庁議、政策会議、局部長会議の議事概要や資料をホームページで公開しています。船橋市も情報公開を進めるべきではないかという立場で質問しました。
西武跡地については、「跡地に造られるタワーマンションに市民文化ホールを移転する」という計画に反対の立場で質問しました。現存する市民文化ホールは今後25年ほどは使える見通しで、最近11年間だけでも8億円以上かけて修繕などが行われてきました。移転後のホールの規模も、今の1000席から多くて200席増える程度のもので、それほど変わりません。
何より地元の本町商店街では「ホールが移転したらお客が来なくなる」「商店街が衰退する」という声が上がっています。移転後はホールが区分所有となり、船橋市の一存で将来の建替や大規模修繕ができなくなるという問題もあります。
市側の答弁は「まだ併設の中央公民館の扱いについてセブン&アイから示されていないし、計画に船橋市が前のめりになっているわけではない」というものでしたが、市有地(現ホール敷地)の処分=売却を提案されてもつっぱねずに話を進めているのが実態です。
時間外保育職員については、きつい仕事と低賃金のために人手不足が慢性化し、必要人員の半数も配置されていない現状を取り上げました。また2020年4月から市の非正規職員の大半が会計年度任用職員に移行し、市がボーナスを支給できるようになりますが、時間外保育職員の皆さんも非正規ですのでこのことが大きく影響します。
質問では、①移行とともに時間外保育職員の時給が後退しないようにということ、②時間外の非常勤職員は現状週休1日・1日2回出勤ですが、週休2日・1日1回出勤も選べるようにすべきではないかということ、③総務省が求める選考(筆記)試験を既存職員に行う必要はないのではないかということを取り上げました。市からはその場では明確な回答はありませんでしたが、近々、制度移行後の処遇について職員組合に案を示すとのことです。(週休については未定です)
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