1日に船橋市から9月議会の議案説明が行われ、その中で就学援助改善の報告がされました。
就学援助とは、経済的理由により学校に通うことが困難だと認められる小・中学生・特別支援学校生の保護者に対し、国と地方公共団体が就学にかかる諸経費を援助するものです。全国的には約15%の子どもたちが就学援助を受けています。(2013年度)
「小学校入学準備金」は就学援助の項目の1つで、ランドセルなど入学にかかる諸費用の助成金です。これまで船橋市では多くの自治体と同じように、入学後の夏に支給されていました。
しかし「一番お金のかかる時期に支給してもらいたい」「払えなくて困っている」と、入学前の支給へと改善を求める声が強く出されています。各地の運動や日本共産党国会議員団が「必要な時期に必要な額を」と改善を求めてきたことに押されて、文科省は今年の3月31日、生活保護世帯と同水準の要保護世帯の小・中学生への入学準備金を倍増し、小学校入学前も支給可能とする通知を都道府県教育委員会に出していました。
船橋市でも新日本婦人の会船橋支部や社会保障推進船橋市協議会などの民主団体、日本共産党市議団もまた議会内外で市に対し、繰り返し改善を要望してきました。
市からは入学準備金は3月に支給するとの話がありましたが、就学援助利用者の皆さんからは「遅くても1月には支給して欲しい。準備が間に合わない」との声も出されています。市議団として船橋市教育委員会に対し、より早い時期に支給をと要望しました。
保護者の皆さんへは11月の就学時健診の際に説明がされるとのことです。
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