22日夜に千葉市内で開かれたトークイベント「HUMAN RIGHTS」に行ってきました。人権やLGBT、ヘイトスピーチ、性暴力やセクハラ問題などについて考える企画で、主催は日本共産党千葉県委員会、同中部地区委員会、民青同盟千葉県委員会、同中部地区委員会です。
ゲストは前衆院議員の斉藤和子さん、池内さおりさん。(日本共産党)
お二人は上記のテーマについて縦横無尽に語られました✨
後半は質問タイムへ。参加の皆さんから下記のような質問が出されました。
- 仮に相撲協会の会長だったら、どうやって改革するか
- 性的なことでからかってくる知り合いがいて、そのことで悩んで親しい人に相談すると「そんな人と付き合うほうが悪い」と言われた。これってセカンドレイプではないか
- LGBTsの問題は自民党や公明党が先に取り組んでいた気がするが、最近になって共産党が取り組み始めたのはどうしてなのか
- セクハラに対して声をあげる女性はインターネットで強い攻撃に晒されているが、どうすればいいのか
- 性別を規定しない法律をつくることはできないのか
- 日本の人権教育の未来についてどう考えるか
- ジェンダー・ギャップ指数が高いフィンランドと低い日本では何が違うのか
- レイプを取り締まるのに最も効果的な方法は何か
といった内容です。
池内さんはジェンダーギャップ指数の話に関連して、G7のなかでは一番高いフランスを訪問した時の話を紹介しました。
「フランスでは私は安心して街を歩いていた。なぜかというと性的な目線に晒されない。日本では女性であるというだけでそういう機会が度々ある。例えばコンビニには成人雑誌が必ずと言っていいほど陳列されている。私は性的なものをダメだという気はさらさらない。ただ、公共の場にあってほしくない。男性にも想像してほしい。自分と同じ性別の人々のあられもない姿の写真が載ってる雑誌がたくさん置いてあるってことを。非常に不快だ」
「ある日、日本の公園で休んでいたら、目の前にラブホテルがあることに気づいた。子どもも遊ぶ公園なのに。日本は街づくりを考えているのか?と思う」
というようなお話でしたが、非常〜〜に私も共感しました。コンビニの成人雑誌も、まちづくりの話も本当にそうです。
最後に斉藤さんは性暴力の問題について、伊藤詩織さんの事件とも関連して「嫌なものは嫌でいい。相手が嫌がっていたり眠っているのに性行為を行えば犯罪、というのが世界の流れ」と話しました。
池内さんは「ジェンダーの問題は気づかずに人生を終える人も多い。無知なために人を傷つけることもある。だからこそ相当意識して学んでいきたい」と語りました。
男女平等ランキングに使われるジェンダーギャップ指数は、日本は114位(2017年)と、相当遅れています。こういう状況を放置すればやはり次の世代が苦しむわけで、このままでいいのかが問われます。私も自分のなかに根付いている性差別と向き合って、自覚し、発信して、自分自身も社会も変えていきたいと思います。
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